2007-01-01から1年間の記事一覧

マンガ『のだめ』を読む快感

マンガ『のだめカンタービレ』17巻を読みました。内容は他のブログでも書いてる通り千秋自身の葛藤がメインなので、以前よりもギャグ率が減ってちょっとシリアスになってるかな。とはいえ、きちんとストーリー的にも完結する方向で進んでいる感じで、そうい…

マンガ版『墨攻』はかっこいい「漢」たちの話でした

ということで、休日を利用して某所でマンガ版『墨攻』を一気読み。なんだよ、映画版と全然違うじゃん!ある限られた空間で男たちが己が持つ全ての力を尽くして戦う話でした(言い切ってもいい)。主人公はさえない小さなおっさん*1だし、対する敵役の趙の将…

(メモ)上ノ郷城跡の発掘現場

昼からなんとなく電車でぶらっと蒲郡まで出て発掘中という話の上ノ郷城跡(蒲郡市神ノ郷町)まで行ってきました。ただし駅から現地までは徒歩で40分。自家用車を利用したほうがよかったかしら。 上ノ郷城は現在の蒲郡市中心部から見てちょうど北の方角にあり…

覚悟のない主人公

原作の原作の小説では墨家の革離も敵の趙将もっと戦いそのものに対してストイックだったのが魅力だったのに、映画では話が人情モノになったためにかなり弱々しくなってたのがあれまあ、いいのそれで、という感じでした。また、マンガを立ち読みした記憶だと*…

さらにおまけ(死体の処理について)

原作の原作の小説の話では戦闘後に主人公にして墨家の革離は疲れきった兵や農民に敵味方問わず必ず戦死体の埋葬をするように命じていました。理由は簡単で死体の放置はそこからもろもろの伝染病を発生させるリスクがあるからです。それが映画になると趙将が…

おまけ

今日のおとなり日記を見ていてひっかかったことを一応。'''いくら当時の先進地域であった中国でもこの時代に気球はありません!'''あくまで映画はフィクションとして楽しんでください。『史記』その他の文献に記載はないし、出土もしておりません。念の念の…

映画『墨攻』、雰囲気は楽しめたかしら

{{ネタバレ}} まあ中国の歴史モノだしね、くらいの気分で公開中の映画『墨攻』を観てきました。 原作としているマンガは立ち読みでざっと読んだくらいしか知らないが、さらに原作の酒見賢一氏の小説*1を読んだことはある。比べてみるとなんだかメロドラマだ…

『千と千尋』に感動!

本日日テレの視聴率稼ぎの恒例ジブリアニメ『千と千尋の神隠し』を観て、不覚にも感動してしまった。2001年7月の公開時にはさして感想も持たず、「ついにジブリも下り坂か」と知ったような口を知り合い数人にきいてしまっていた。5年半前の自分と何が違うか…

漫文?史籍読解

『のだめカンタービレ』『もやしもん』と大学生活モノのマンガに面白さを覚えたので、最近よく噂にのぼる『げんしけん』を仕事の帰りがけにマンガ喫茶とただの喫茶店のあいのこのような店で読んできました…が、 うーん、オタク世界を大学生活と交えながら描…

中世城郭発掘ばやり(メモ)

何やら18年度になって近くで中世城館の発掘花盛りな気がするのでちょっと列挙してみる。学問分野として中世考古学は目下流行中ですからね。まあでも、この史跡群の発掘調査の理由が宅地整備や道路敷設で潰しちゃうからというわけではないのが結構うれしいで…

1943年10月31日及び11月3日

何の日かといえば、ベルリンフィルがフルトヴェングラーの指揮でベートーヴェンの交響曲7番を演奏した日。いうまでもなく第2次世界大戦のさなかで、東部戦線ではこの年早くに独露合わせて150万を越す戦死者を出したスターリングラードでドイツ第6軍が降伏し…

初?の農大マンガか

駿河の国原宿(現地所に直すと沼津市根小屋町)近くのコンビニでマンガを立ち読みをしていて、「おお!」とびっくり。もしかして本邦初の本格農大マンガ?しかも菌類をテーマにした、なんか脳みそぐるぐるしそうな… ええと、隔週漫画誌『イブニング』に掲載…

おまけ(赤部下野守)

以下、大河オリキャラにして第一回で死んじゃった赤部下野守とかいう物頭について。中級将校の物頭クラスで下野守なんて受領名を自称とはいえ名乗るんでしょうか。勘助に瞬殺された北条方のきたろうとかいう将校も受領名を名乗ってましたが。 まあそれは私が…

NHK大河『風林火山』と乱取り!

{{別に歴史モノだからといって「歴史学」を踏まえてやれなどとはいくら私がおばかさんでも思っておりません。それだけは理解を賜った上で以下は読んでほしい…なあ}}なんだかんだいって「歴史モノ」という理由だけで小学校のとき以来NHK大河ドラマを見続けて…

あけましておめでとうございます

明けました。今年もよろしくお願いします。 さて、今日は寝正月を決め込むのも何なのでということで思い立って近江・小谷城址へ。初詣代わりに私と同じ28歳のときに死ぬとはどういうことか考えながら拝んでくるというよくわからない企画。ちなみに、28歳で死…