夏の夜の散歩で見るもの

暑い夏が来ました。外の温度計がこの時間でも摂氏25度を超えています。
さて、私は帰宅後にせめてもの運動で夜の散歩に出るのを日々の楽しみにしているのですが、少し町はずれを歩くと、電灯の下にカブトムシやカナブン、アブハチの類がたくさん集っているのを見るようになりました。今日は一つの電灯にカブトムシが6匹もいるところがありました。
ところで、子供のころから気になっていたのですが、この中には必ず既に「死んでしまっている」虫が混ざっています。カブトムシ・クワガタ・カナブンなど甲虫類に多いです。別に自動車にひかれたような破損もありません。光に寄っていって、そのまま衰弱で息絶えたのでしょうか。私が小学生なら夏休み子ども電話相談室に電話するのだが、それもできず悶々としています。知っている方がいたら教えてくださいませ。
その一方で、自動車にひかれてつぶれている虫も多く目にします。甲虫類はともかく、固い殻を持たないキリギリスの類が潰れるとまことに悲惨な感じです。カブトムシなどが潰れていると、「町のホームセンターでは1匹188円で売ってるのに。もったいない」などとちょっと現金なことも思ったりします。田原市はここしばらく比較的財政力がよいために道の改修工事が多く、それもこういった死を促進している感じがします。
高校の授業を思い出すと、ジャイナ教徒は口にマスクをして、自分の前方を掃きながら歩くことで少しでも生き物を殺さないように努めるそうですが、せめて自動車にも排障器をつけて虫を潰さないようにするとかふと思いました。カルマをむやみに積んじゃってる感じですよね。ま、それは現代文明そのものがそういう性質なのでしょうが。
…あれ、無意味に大きな話になってしまった。