中世城郭発掘ばやり(メモ)

何やら18年度になって近くで中世城館の発掘花盛りな気がするのでちょっと列挙してみる。学問分野として中世考古学は目下流行中ですからね。まあでも、この史跡群の発掘調査の理由が宅地整備や道路敷設で潰しちゃうからというわけではないのが結構うれしいです。少しは時代が変わってきてるかな。末尾に「国」とあるのは国指定史跡、「市」とあるのは市指定史跡です。

  1. 小牧山城跡(小牧市、信長治下の城下町の状況を調べる発掘中)国
  2. 上ノ郷城跡(蒲郡市)市
  3. 興国寺城跡(沼津市、緑地公園化を含めた史跡整備に向けた発掘、三日月堀が二ノ丸で検出)国
  4. 諏訪原城跡(島田市、本丸周辺を発掘中)国
  5. 多気北畠氏館跡(津市、城下町の存在を確認中)国
  6. 平泉寺(勝山市、史跡指定は「平泉寺城跡」とあくまで「城」扱い。膨大な数の僧坊と堀や築地壁などを発掘中)国

以上「国指定」が多いことからもわかるように、おおどころの史跡が多いです。ちょっと今後の発掘と史跡整備に期待、ですね。できれば、そろそろ伊豆山中城以外の史跡整備方式も期待したいのですが(と興国寺城跡の史跡整備計画を見て思ったこと)。