『千と千尋』に感動!

本日日テレの視聴率稼ぎの恒例ジブリアニメ『千と千尋の神隠し』を観て、不覚にも感動してしまった。2001年7月の公開時にはさして感想も持たず、「ついにジブリも下り坂か」と知ったような口を知り合い数人にきいてしまっていた。5年半前の自分と何が違うかと思ってみれば、自分自身が仕事をしているかいないかの差なんだろうなあと気がついた。ついさっき某所のチャットで話した某氏は同じようなことを千尋が釜じいに「働かせてください」と言っているシーンで感じたようなので、どうもそういう感想を持つ人は結構多いらしい。『千と千尋』は子供向けにまどろっこしい主人公を通して「自発的にことをなす」ことの大切さを教えているアニメ映画*1とばかり思っていたが、いろんな意味で自立できていない若者どもにカツを与える映画だったのかしら。
しかし、今日の『千と千尋』を観て2000万人くらいがそう思ったと思うが、こうして比べてみると、宮崎息子の『ゲド戦記』は、ひどいもんですな。いくら世襲?とはいえ、あれだけのアニメーション技術をいきなり初監督で才能のほどもわからないの人がやるのは資源の無駄遣いですわねえ。

*1:出典をきれいに忘れていてもうしわけないが、宮崎駿が「小学校高学年向けにこの映画は作った」的なことを書いていたように覚えている