いじめ不発!

午後3時過ぎ、仕事中にとある歩道を歩いていたところ、車道を挟んで向こう側の歩道を小学生(5・6年くらいか?)が男女混じって連れだって歩いていた。「ええのう、子どもは3時で学校が終わりで。こちとらはあと何時間…」などとつまらないことを考えながら歩いていると、一番前の活発そうな男の子が叫んだ。
「タケシ(仮名)が汚いバイ菌を持ってるぞ!みんな逃げろ!」
ああ身につまされる。私は今も昔もアレルギー持ちだが、特にガキの頃は年中鼻水を垂らしていたから、よく汚い、汚いいわれてたもんだなあ、などとくだらない感想を持ちつつ、これはいじめの始まりか、と思って道路越しに注視していたが、みんな逃げろといったガキ(以下クソガキ)が走っていくばかりで、みんなのんびりしゃべりながら歩いている。クソガキは自分だけ走って離れてしまっていることに気が付き、ふりむいてなにやら扇動するが、集団に動きなし。クソガキは遠く離れてもなにやら言い続けていたが、バツが悪くなったのかそのまま走り去っていった。道が分かれたのでその後は見ていない。
目の前でいやらしいいじめが起こったらどうしてくれようと思っていたが、完全に不発。クソガキが悪知恵が足らんのか、人望がないのか知らないが、ひとまずよかったよかった。