洪水と浸水の順序

我が自宅はかなり低地(400年前は海、100年前は水田)にあります。近辺は昭和30年代から40年代には何度もすぐ近くの川の洪水にさらされ、多くの家が浸水を食らいました。15年前の豪雨でも我が家の一本北の通りが内水災害で床上浸水になっています。
朝6時過ぎ、消防団が「川が急激に増水して、洪水の危険があります。付近の住民の方は状況に注意し、または公民館に避難してください(後で確認するといわゆる「避難準備情報」だったそうです)。おお、雨はそれほどでもなかったが、気圧の低下による高潮もあいまってやばいのか…と思えばさにあらずで、堤防まで見に行った近所のおじさん*1によると「水は堤防まで全然余裕があるよ」。あれ?遠目に堤防を見ると、散歩のように歩いている人が見える。ああ、きっと余裕があるんだなあと安心しながら、「今日は早めに出勤せよ」と電話で上司のお達しがあったのであわてて出勤しました。
ちなみにその後すぐわかったのですが、500メートルくらい下流で水が溢れて、両岸にある家屋が浸水したそうです。どうやらそのあたりが堤防が一番低いところだったようです。わずかな土地の高低差や、周囲の堤防の低い所など、そういう細かな情報も知っておくと有益なようです。

*1:やってはいけないことの典型ですな。ここをお読みの皆様はお気を付けを。