万博公園跡地を歩く

陶磁資料館に17時近くまで居座ったのち、リニモで一駅の愛・地球博記念公園駅で下車。跡地がどうなっているか見たかったのだが、意外に人がいる…しかも親子連れとカップルばかり。ああ、プールとスケート場が併設されたんですね。空地もところどころに広がっているが、ある場所は地球市民交流センター建設予定ですか。「地球市民」=コスモポリタンってのは「国民」に対置するのか、その上にあるのか知りませんが、このご時世だとかなり覚悟の要る言葉だと思いますよ。私の視線に入りやすいのがヨーロッパじゃなくて、中国とか韓国とか、日本(ついでにロシアの極東)だからかもしれませんが。
さて、万博跡地に行った最大の目的は万博開催中にはまるで近寄れもしなかった「サツキとメイの家」。日本公園というにはやや鬱蒼としている森と池の中を誰とも通りすがらない中を歩きながら*1…あった。時間は過ぎてるから入口は閉ざされているが、向こうの展望台からは見えそうだ。
大汗をぬぐいながら展望台の階段を上ると、女性のあえぎ声が…白人の男と(おそらく)日本人の女がすぐわきのベンチでやることをやってやがる…もう少し足音を高くして来るべきだったか?人の来ないところと油断したか、俺が5mしか離れた所にいても気がつきゃしねえ。声掛けるのもうっとおしいので、5分その場を離れ、戻ってみたところ、40前後の夫婦に10歳前後の男の子二人が展望台ではしゃいでる!励んでいたカップルといえば、ちょっときまり悪そうな表情でベンチで座ってる。しまったあ、この間何があったのかすごい見たかった!!
ちなみに、サツキとメイの家は外観を見る限りではなかなかの再現度でしてが、家の真ん前にやや濁り気味の池があり、夏は蚊にすさまじくなやまされそうなあまりおすすめできない物件でしたw昭和30年代前半当時、まだ網戸がないので、この立地だと蚊帳を張っても蚊を追い払うのはちょっと難しそうですなあ。
その後は公園内をぷらぷらしたが、夏の夕暮れ。月並みですが、ややビームの弱った太陽と、八草の丘を吹くちょっと涼しい風と、雑木林で鳴くアブラゼミツクツクボウシ。私の一番好きな季節と時間を味わって帰りました。

*1:まあ常陸太田の西山荘みたいなのもありますが、あれは黄門さまの中国趣味だと素人理解してます