豊田市に西ジブリ?

ちょっとだけ。

公開中のアニメ映画「崖の上のポニョ」など宮崎駿氏の作品を手掛ける「スタジオジブリ」(東京都)が来春、愛知県豊田市にアニメーターの養成所を開設することが分かった。

 養成所の名称は「西ジブリ」。研修生を2年間、契約社員として雇い、ジブリのアニメーターが、原画を描くことなどアニメーションの基礎を教える。宮崎氏も指導し、2年後には研修生による短編のアニメ作品を作る予定だ。

 西岡純一広報部長によると、地方の人材が東京に来ると萎縮(いしゅく)したり、逆に東京に来たことだけで満足したりしてしまうといい、宮崎監督が「地方を拠点に新人をじっくり育てたい」と養成所の設置を提案。名古屋出身の鈴木敏夫プロデューサーが「住みやすく、アニメーションに集中できる」と古里の愛知を推薦した。「全国で最も元気や勢いがあり、人の表情も明るい」(西岡部長)ことも理由の一つという。

 7月中旬からホームページで研修生20人を募集。9月中旬まで受け付けている。
http://www.chunichi.co.jp/article/national/news/CK2008080202000058.html中日新聞・8月2日)

ほお。豊田に。確かに引用文中にもあるようにジブリの大番頭・鈴木敏夫氏は名古屋出身だが、豊田市をわざわざ選んだ理由は何だろう。豊田市といえば、当然トヨタ自動車とその関連の工場群があるわけだが、そのあたりの労働者を当て込み?「日々のオートメーションでの労働に耐えられるくらいなら、アニメーターをやっていく忍耐力もあるだろう」とか。それとも、ちょうど使えそうな用地が空いただけ?実は、豊田といっても山奥の足助や下山で、自然深く隔離された環境でアニメ制作に専心するとか?ちょっと気になる。*1

*1:なお、ジブリの募集のページはこちら⇒http://www.ghibli.jp/30profile/004169.html#more