「実録・あさま山荘事件」はどこまでメジャーになるかしら

ええ、まずは表題と関係なく私の母校、成章高校の野球部が甲子園で健闘したことを心から讃えます(というのもなんだが)。試合中はテレビから流れる音をかすかに聞くことしかできませんでしたが、少し目頭が熱くなるものがありました(高校時代は帰宅部のくせに)。
さて、表題はそのことではなく、ちょっとまえにこのブログでもネタにした、映画「実録・あさま山荘事件」が今日、朝のテレビ、しかもフジの「めざましテレビ」で特集しててびっくり。話題にならないわけがない映画だと思っていましたが、結構メジャーどころでまで来るとは思いませんでした。これだけあの学生運動の時代を真正面から扱えば、観たい人は必ずいるんですね。以前書いたとおり私もその一人だが。
それにひきかえ、報道ステーション。おとついに『あしたのジョー』と学生運動を重ねておじさんどもが当時の熱気について語っていたのだが、若い世代はあなたがたの自慢も含んだ昔語りを聞きたいんじゃないんだよ。あなたがたがいかに戦ったか、そして人によってはどこで現実と折り合いをつけ、またはあさま山荘のようにどこで敗れたか、内心の葛藤も含めて見せてほしいのよ。あなたがたのもう一世代前は大変にビジュアル的にもわかりやすい負けと復活をしてるだけになおさらね。熱気が若者からなくなったというなら、いつ、どこで、どこから消えたのかを聞かせてよ。…いや、おじさん向け番組なんだから、おじさんだけ共感してくれればいいのかな。
と、最近疲れてるAboshiが学生くさい吠え方をしてみました。そういう俺ももう30の足音がすぐそこに迫ってるのになあ。まあ、私は表面的には保守くさいわりに(とウィキペディアの投稿傾向から2ちゃんで評されたことがあるが)、奥底はかなり左翼なところがあるし、学生運動の時代に20代だったら、けっこう物騒なことをしちゃうだろうなあなどと思いつつ。