(めも)ナンデムンの石積み

焼けちゃったソウルのナンデムンの城壁。レンガじゃないんだなあと思ったら、石積みなんですね。しかも花崗岩だそうで。高さは7mと意外にそれほどではないのね、と思いながらも、きれいに直方体に整形した石*1はなかなかのものですね。花崗岩は日本でも寺社や城郭の石垣に使いますが、きれいに整形した石を使うようになるのは17世紀になってからです。
いやいや、日本の野面済み*2もいいものですが、このナンデムンの石積みもいいですね。そういえば秀吉侵略時の倭城*3の石垣なんかも花崗岩なのかな?何も知りませんが、韓国の石の文化も面白そうですね。これだけの理由で韓国に行きたくなったりして…

*1:石一つの大きさはどのくらいなのでしょうね。調べていないのでいけませんが

*2:整形しない石垣を積み上げたもの。ただ、石垣の表面は隙間だらけでも、奥では巧みにかみ合わせてあったり、逆に隙間のおかげで排水性にすぐれたりしているため、見かけよりもはるかに強度が高い

*3:16世紀末の豊臣秀吉朝鮮出兵の軍勢によって建てられた日本式の城。拠点防衛という緊張感ある目的で作られたため、また日本の築城の急成長期に建てられたため、歴史的に面白い城跡が多いが、いかんせん韓国からしたら負の遺産のため、あまり熱心に保護されていない