備忘録(『センゴク』にて左利きで矢を放つ)

先週号の『センゴク』を読んでいたら、小谷城の竪堀を登って攻めあがろうとしてる・・・なんとマニアックな。挑戦してますなあ。エンターテイメントのマンガでここまでがんばってるのは初めてだろうな。むしろ、子供向け歴史教育マンガが描き手の歴史に対する無理解(勉強しなさ過ぎ!)から、まるで考証のなってない服装や背景になっていることは、むしろいくらでもあるわけで。このブログでもずうっと前にネタにさせてもらいました。
ところで、主人公の仙石権兵衛が矢を放つシーンがあるのだが、左利きの矢の放ち方をしている。左利きという設定だったかなあと小さいところが気になる私。もっとも、左右どちらにも矢を放てる強力(ごうりき)の武将というのも史実では確かにいるので、まあそれもありかと考えながら。ちなみに誰かといえば、後漢末をひっかきまわした董卓その人。『三国志』「魏書」董卓伝に書いてあります。しかも彼は騎乗しながらそれができたというから恐るべき。