委託とか、指定管理者制度とか、ボランティアとか

そういえば、先週行った一乗谷朝倉氏史跡の資料館は指定管理者制度*1による委託業者のおじちゃんしかおらず、二条城は京都市観光協会*2が派遣した職員(30過ぎくらいの女性が多かったのはどういうことだろう?)から派遣された女性が観光客の誘導やガイドをしていました。自治体の施設は経費節減もあり、最近は本当に委託ばやりです。でも、朝倉氏史跡や二条城に限らず、この形態だと観光客への説明も通りいっぺんになってしまったり、こちらの質問に答えられなかったりすることも多く、学芸員さんが手近なところにいればなあと思うこともままあります(一乗谷資料館には配属された県の研究員がいるはずだが、たまには接客するのも何かの糸口になるかもしれませんよ)。青森の三内丸山遺跡や佐賀城本丸歴史館*3などでは、ボランティアさんがもっぱら観光客の説明をしてくれましたね。特に佐賀城本丸歴史館のボランティアのおじさんにはずいぶん熱心に説明をしてもらいましたし、いろいろ知ってらっしゃって勉強になりました。佐賀というまじめな地域性もあるのでしょうが、それが仕事であるかボランティアであるかは問わず、本当にそれが好きな方が説明されるのが理想的なんでしょうけどね(もちろん知識もほしいが)。