我こそが「あいち」を代表している!

午後2時、地元・田原市内の国道の交差点を横断しようとすると、街宣カーが何やらのたまいながら通過していく。聞けば、名古屋市長・河村たかしの例のだみ声で、「減税恒久化で元気なあいちを!県知事選には大村に清き一票を」とかやっている。
それは別にいいいのだが、街宣車が同時にBGMのように流している曲が「燃えろドラゴンズ*1」。
にわかにむかむかっとしてきた。これは何か、愛知県民なら誰でもわかり、親しんでいるこの音楽を流しておけば自分たちにも親しみをもってもらえるという狙いか。それとも、「俺たちが愛知県を代表している、俺たちこそが愛知である」と言外に主張したいということか。
前者なら安易なポピュリズムであり、庶民を小馬鹿にしているとしか思えない。後者なら、「俺の考えは名古屋市民の考えだ」的な香りがする河村さんの考え方ともろにリンクしてくるな。ああ、いやな感じ。気持ち悪い。

*1:名古屋に本拠地を置くプロ野球団、中日ドラゴンズの応援歌。昭和49(1974)年にCBCラジオの番組企画で作詞され、パーソナリティの山本正之が作曲し、板東英二が歌って大ヒットした。歌詞にその年に活躍している中日ドラゴンズの選手を織り込む構成になっているため、毎年のように新しい版がリリースされている。地元にゆかりのある舟木一夫水木一郎などが歌っている。