京都タワーは京都の象徴か?

(11/5補筆。11/4に書いた内容が一段落に「もはや」を4回使うなど、恥ずかしすぎる内容だったのでちょっと書きなおしました)
去る月曜に職場の同僚と奈良まで車で遊びに行き、その帰り。
京奈和道を城陽インターで降り、国道24号へ下る道を走っていると、遠くの前方やや左にたくさんの灯りが見えた。その中にやや目立って、ぼわっとした暖色の灯りがある。ああ、あれは京都タワーだな。京都で大学時代を過ごした身。今回の旅は京都をかすめるだけだったが、京都タワーを見て何やらなつかしさがこみあげてしまった。
…いや待て。京都タワーなんて歴史の都・京都にあっては悪趣味の象徴みたいなもの。昭和38年の建設以来、景観を汚すものと非難ごうごうで、おまえが高校生の頃読んだアレックス・カーの本にもそんなこと書いてあったじゃないか。あんなもんに感動するなよ。
いやあ、でもありゃあもはや京都の一部だよ。むしろ京都タワーのまん前の京都駅自体がタワーよりも都会チック、日本の伝統もへったくれもない京都のあっち側のシロモノじゃん。おまえが感じたとおり京都タワーが一番遠くから京都を感じさせられる建造物なのはまぎれもない事実だしさ。建って40年、ついに京都タワーは京都の一部として完全に溶け込んだんだよ。そのうち有形登録文化財にでもなるんじゃね?
どうなんでしょうね。ただ、私が京都タワーにうっかり感動してしまった事実は消せません。