高野山の僧の托鉢?

次。コンビニから出て、小さな商店街の道を自転車で帰り道を急ぐと、近くから「チィーン」と鐘の音。音の鳴る方を見ると、黒い袈裟と編み笠を被ったシャッターの閉じた写真屋の前でお経を唱えている。しばらくしてお経を途中で止めると、今度は隣のやはり閉まった商店の前で立ち止ってお経を始めた。すれ違いざまに風体を見たが、30代くらいの結構体格のがっしりした感じの男性で、袈裟のどこかに「高野山」とあったように見えた。興味深いのは、この人を毎日のように夜見かけること。大学時代は関西に住んでたこともあってそれなりに坊さんの托鉢は見たけど、田原で今までこの手の人を見たことなかったなあ。
真冬の風強い中、シャッターを開ける者もあまりなく、糧を得られているようにも見えないが、ほんとうの托鉢僧なのかも含めて、ちょっと興味があるな。