タコ糸にガラス粉をつける

インドで、凧揚げで負傷者が出ているというのだが、その理由がタコ糸にガラスの粉をコーティングしているためとのことだ。
ほお。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090116-00000101-nna-int
【インド】「たこ揚げ大会」で負傷者80人 ハトもワシも被害
1月16日8時32分配信 NNA
 たこ揚げの季節になり、各地から重傷者を含む被害が出ている。マナーやたこ糸の材料に問題がありそうだ。15日付タイムズ・オブ・インディアが伝えた。
 北部ラジャスタン州の州都ジャイプールでこのほど開かれた、たこ揚げ大会では約80人の負傷者が出ている。被害者のほとんどは10代の若者だ。うち入院したのは20人で、3人が建物のテラスから転落したか、車にはねられて重傷。
 負傷者が出るもうひとつの原因は、たこ糸にガラスの粉をコーティングして強化していることだ。けが人の半数は、たこ糸で首などに傷を負っている。
 鳥たちも、ガラスコーティング糸の被害者になっている。ムンバイでは14日だけで、動物愛護団体が約80羽の「被害鳥」を動物病院に持ち込んだ。主にハトだが、ワシ2羽も含まれていた。いずれも羽を切り裂かれていたという。

遠州から三河地方にかけて盛んなケンカ凧では、ガラスの粉をコーティングした糸を絡めて引っ張り合う等して相手のタコ糸を切って(ゆえに凧切り合いの別称あり)争う。なお、私の地元の田原も愛好家の皆様にはケンカ凧で結構有名らしく、そういえば5月のケンカ凧の大会が近付くと一部の人はとても張り切って準備している。ちなみに言い伝えでは、江戸時代後期に長崎に遊学した武士が帰郷してこれを広めたそうな。長崎ギフト南蛮館さんのページ*1によると、江戸時代の名所図会には出島のインドネシア人と木橋の上の日本人がケンカ凧をしている絵があるとのこと。ググってるとインドでもケンカ凧は一般的なようだし、上の記事の内容もケンカ凧なんでしょうね。
ただ、凧にガラス粉をコーティングして争うなんて物騒な方法を考えた奴はどこのどいつだ。発祥地がちょっと気になる。