(たわごと)えんひとちょうひ

道を歩いていて今日ふと思ったこと。
三国志演義』で張飛は「燕人張飛」としばしば吠える。「燕」は張飛の出身地、幽州琢県が戦国時代に燕国の領地であったことから、その地域の雅称みたいなもの(現在でも山東省を「魯」と略したりする)だが、張飛以外で聞かないのはなぜだろう。ネットをほじくると、kohjin氏は「血筋等誇るものがないから、出身地を名乗ったのでは」と解釈する*1。なるほど。でも、同じ大した血筋のない燕人なら「燕人程普」とか「燕人韓当」、いやほかの国でも「秦人董卓」とか「趙人呂布」にはならないのだろうか。まあ張飛というキャラを際立たせるために張飛だけに使わせたと解釈すればいいのかもしれないけどさ。