ヤン・ウェンリーは軍閥化するにきまっている(たわごと)

(『銀河英雄伝説』をご存じない方はすいません)
10数年ぶりに田中芳樹の小説『銀河英雄伝説』を仕事帰りに立ち読みで読書中。ちなみに高校生のころ読破した時もすべて立ち読みでした。
それはさておき、初回読破当時とはかなり違う感想が発生。年をとったのかどうなのか。「ああ、なるほど。ヤン・ウェンリー軍閥化するに決まってる」と素直に納得。だって、

  1. 上司(この場合は軍部の指導者や政治家)に対する説明能力が低い(または説明意欲に欠く)
  2. 一方で部下の将校の人心掌握には成功している
  3. 勢力の本拠地と離れたところで強大な軍事力を有している

まあ中国史だったら、分裂の時代に一地方を割拠するものの、後継者に恵まれずに死後に統一勢力に吸収されるといったところでしょうか。それはともかく、ヤンに戻れば、自身が能力を持たない分野にはきちんとスタッフを置くべきなんでしょうね。この場合はスポークスマンとネゴシエーターといったところですな。