ちょっとだけ

この像ってその稀少性と成り立ちからいって、文化財の域に達していないでしょうか。中之院さんはよく引き取ったと思いますが、像の後ろのほうで横倒しになったままのものがあります。お寺さんのみならず、自治体などがもう少し保護してもいいのかもしれないと思いました。また、前掲論文の著者は台座の碑文がよく読み取れなかったと書いています。当然雨ざらしならば風化し、コンクリートも劣化します。後世の史料として(像がどこの誰だったのか残しておくだけでも有意義だと思う)、拓本を取っておいてもいいのではないでしょうか。