薪狂言を見る

本日、名古屋東郊の徳川美術館の展示を観てきたのですが、17時前、美術館を出ると、折りたたみいすが並べられ、何かの舞台が何か設営されてる…何かと思えば、和泉宗家*1による薪狂言が行われるとのこと。狂言なんて観ないし、どうやら遠巻きに見ればただ見できそうだったので、そのまま居残ってみることにしました。
会場設営が数人によって行われ、照明や受付の準備などしていました。何かとマスコミを騒がせる節子ママがあれやこれや立ち働いたり、知った人に声をかけたり、忙しそうでした。元彌氏や姉妹は舞台でマイクテストなどしてましたが、周りをうろつく客の予備軍に声をかけるなどはしてませんでした。
18時講演開始。おそらく300ほどあった客席は8割くらい埋まってました。他に、私も含めてただみが20人ほど。演目は「伊呂波」「雷」「柑子買い」。狂言のことはちっともわかりませんが、去年デビューしたとか言う子供なども(5歳と4歳)含めての講演で、ちょっとほのぼのしたコントという感じでしたね。言葉もほとんど聞き取れたし、狂言が意外に身近なもので驚きました。個人的にはいちいち仰々しい歌舞伎よりとっつきやすい感じですね。
帰ってみてネットで確認すると、観劇料が5,500円もしたことにびっくり。ああ、お土産とかついてたしなあ。でも、2時間足らずの講演で、にわか組みのセット、スタッフあわせて15人程度のチームにしては、高い気もするが、これが能狂言の市場価格なのかしら。さらに和泉宗家がマスコミが取りざたする以上にすさまじく孤立した環境にあることにびっくり。うーん、確かに講演後の彼らのトークはある集団への遠回りの、または直接の悪口でしたが…ただ、現に尾張徳川財団は和泉宗家を支持すればこそ今日の薪狂言でしょうし、節子ママがあいさつしてるのを見た感じでは、名古屋の富裕層にファンが結構いそうでしたね。

*1:能楽協会和泉元彌を破門にしているため、あくまで自称だが