『快楽の本棚―言葉から自由になるための読書案内―』(中公新書)

この書名で、みなさまは何を想像されますか。私は本屋でヒラ積みになったこの本をみつけ、まず気になって本を手にとったのですが、「きっとすかした若手の心理学者もどきあたりの本だろなあ」と思い直して戻そうとしました。と、著者を見ると津島佑子

津島といえば太宰治の娘であるが、高校の教科書に彼女の随筆が載っていて、その内容が子供のころ父に生物の観察日誌やスケッチをやらされたというもので、「ああそうだ」と理系が全く出来ない私が得心できるものだった。

で、その記憶だけで買ってしまった。権威主義かしら。ちなみにまだ読んでない。