キハ181による特急「はまかぜ」乗車

181系気動車。昭和43年デビューで、いかめしいまでの大出力エンジンを積み、轟音をあげて突き進む。学生時代にはそのいでたちと、乗る機会がないことも相俟って、向日町の運転所*1に留置されていたり、新大阪駅に留置してあるのを横目に見ては、「ええなあ」と思っていたが、この11月6日に定期運用終了ということで、「これは乗らねば」と思っていました。私が乗ったのは10月後半の平日ですが、沿線には既に何人ものテツが撮影をしており、人気があるのはよくわかります。
しかし、しかし!私の座席のすぐ斜め後ろに若いスーツ姿の中国人の3人連れ。そしてぺちゃくちゃとまるでケンカのような大声でしゃべる(決してケンカじゃないのは知ってますよ)。いや、中国人がそういう方々なのはわかってますし、別にそんないちゃもんをつけません。ただ、消えゆく国鉄車両にノスタルジーを感じつつ、いかにも日本的な山河を駆け抜けていく播但線の車窓を楽しむにはちょっとノイズすぎる!!なにかぶち壊しにされた感を禁じえませんでした。いや、彼らに罪はないんですよ。ないんですよ。
ちなみに、私が姫路から乗車した時点ではすでに車内におり、城崎で下車していきました。「はまかぜ」は新大阪始発だが、大阪方面からなら福知山線経由の「北近畿」のほうが早いため、姫路近辺の人だとは思うのだが、ちょっと不思議。もしや、中国人向けの観光開発とかたくらんでる人たちか?という割には和田山を回って山陰線に入ったころには大いびきで爆睡していたが(寝ても覚めてもうるさい!)。

*1:京都総合運転所のこと。向日町駅長岡京駅間の向日町寄りにある。181系気動車にこの運転所に配属している。1996年までは「向日町運転所」であったが、改称されている。ちょっと年の言った